建売住宅の味気ない階段を、リンクストーンとレンガを使ってお洒落にDIYしました。
素人の私に、リンクストーン施工が出来るのか不安でしたが、なんとか完成することが出来ました。
リンクストーン施工のやり方と、施工後に気付いた失敗点などを紹介します。
- 素人にリンクストーンは施工できるの?
- 洗い出しとは違うの?
- 施工時に気を付けるポイントと、私が失敗した事
- リンクストーンはどこで購入できる?
素人にできる?リンクストーンとレンガで階段DIY
- 作業時間:8日間(1日4〜7h) ※レンガ切断作業は含まず
- かかった費用:37269円
- リンクストーンF(ニュー東雲) ※1.5㎡分
- レンガ(54個)
- ブロック用接着剤(3袋)
- NSハイフレックス(1kg)
- ワンモル(補修用)
- ボンドK120 ※コンクリートと金属の接着に使用
- L字の見切り材(1m×2本)
- ダイヤモンドカッター ※レンガ切断に使用
- セメント、砂、砂利
- 刷毛、ローラー
- 木の棒 ※コンクリート型枠に使用
- アクリル板 ※コンクリート型枠に使用
リンクストーンは、四国化成が発売している商品で、一見すると洗い出しのように見えます。
施工場所の下地はコンクリート(モルタル)で、壁面には施工できません。さまざまなタイプや色があり、夏用(4月~10月)と冬用(11月~3月)があるので、施工時の気温に合わせて購入します。
約1cmの塗厚で施工できます。
- スコップ(大)
- 手押し車、ベビーバス
- 目地鏝
- ブラシ、歯ブラシ、筆、スポンジ
- バケツ
- 鏝(3種類)、スコップ(小)
- 水糸、養生テープ、マスカー
- 水平器、メジャー、マジック
- モルタル注入袋
【下準備】 前日に階段を水洗い、水糸を張る
前日に、階段を水洗いして乾かしておきます。長年の汚れがたまっていたので、食器用洗剤を使いました。
レンガが、約1cm階段からはみ出るように、水糸を張ります。そうすることで、リンクストーンを塗布する際にレンガが見切り材(舗装を止める役割)となります。
階段1段目は、コンクリートで拡張します。
1、レンガを接着剤で固定する
レンガにブロック用接着剤を塗って、水糸を目安にして固定します。
ブロック用接着剤は柔らかく、レンガを水平に固定するのが難しかったので、小石を挟んで作業した。
カットしたレンガの断面は凸凹してたので、想像以上の時間がかかってしまいました…。
2、レンガの目地入れ
レンガの目地入れには、モルタル1:砂2よりも若干セメントを多めに配合し、ハイフレックスを混ぜた接着力の高いモルタルを使いました。
モルタル注入袋を使って目地にモルタルを入れ、目地鏝で仕上げます。
自己流ですが、3回に分けて目地鏝でおさえてます。
- 目地にモルタルを入れた直後に目地鏝でおさえる(1回目)
- モルタルが足りない箇所に足してから目地鏝でおさえる(2回目)
- 仕上げのおさえ(3回目)
階段1段仕上げるのに4時間位かかってしまいました…(泣)
3、階段1段目の拡張
ホームセンターの端材コーナーで見つけたアクリル板(110円)と木の棒で、即席のコンクリート型枠を作り、養生テープとブロック用接着剤で固定します。
コンクリートは、セメント25kg×1袋、砂20kg×2袋、砂利20kg×3袋の配合で手練りしました。
4、ワンモルで階段の凹凸をなくす
階段表面の凸凹を薄塗り可能なワンモル(補修用)で埋めます。
通常のモルタルは薄塗りできませんが、ワンモル(補修用)は塗厚1mmで施工できます。
5、見切り材を接着剤で固定する
よく歩く場所に施工する場合は、衝撃でリンクストーンが剥がれやすくなります。
見切り材(金属)をコンクリートと金属用の接着剤でくっつけました。
6、プライマーを塗布する
リンクストーンに同封されているプライマーを、刷毛とローラーを使って均一に塗布します。
7、石(骨材)と主剤を混ぜ合わせる
石(骨材)に主剤を混ぜます。
石の1粒1粒に主剤が付かないと、施工後剥がれの原因になります。石全体にツヤが出るまでしっかりと混ぜます。
主剤開封後、30〜40分で施工を終われせないといけません。
8、リンクストーンを塗布する
鏝を使って水平にならしてから、叩き込むようにして転圧します。
鏝に付いたリンクストーンを灯油で落としながら作業します。硬化不良の原因になるので、水やシンナーは使いません。
リンクストーン施工をする日は風速3m以上ある日は避ける。(硬化前に砂や葉っぱが付いたら取れない。)
施工後に気付いた失敗
- 汚れていたり、サビてる鏝は使わない
-
鏝に付いてたサビやモルタルが、灯油で分解されて、リンクストーンの表面に付いてしまいました。
目立つ汚れではなかったので良かったですが…。 - よく通る場所に施工する場合は、滑り止め施工を検討する
-
リンクストーンは乾いている時は全く滑りませんが、雨で濡れると滑りやすくなります。
施工後、固まってしまった後は、滑り止め施工は出来ないので注意してください。
最後に
- 作業時間:8日間(1日4〜7h) ※レンガ切断作業は含まず
- かかった費用:37269円
新しい作業の連続で不安があった分、完成した時はすごく嬉しかったです。