雑草対策に「踏んでも大丈夫なグランドカバー」のおすすめ4選と、実際に育てて感じたメリット・デメリットについて記事にまとめました。
踏んでも大丈夫なグランドカバー【おすすめ4選】
- ディコンドラ(ダイカンドラ)
- レイタータイム
- TM9(ティーエムナイン)
- 玉竜(タマリュウ)
ディコンドラ(ダイカンドラ)
ディコンドラは、日当たりが良い場所や半日影の場所、ややじめっとした環境でよく育ちます。丸っこいハート型の小さい葉を密に付け、茎が横に這うように広がります。種をまいて育てるのが一般的です。
毎年成長する多年草ですが、冬は葉が茶色く枯れます。
冬に枯れた葉が、密に葉をつけるまでのスピードよりも、雑草の成長速度が速いので、春から夏にかけての雑草抑制効果はそれほど期待できません。
ディコンドラのメリット・デメリット
- 日向でも半日影でもよく育つ
- 踏んでも大丈夫
- 多年草だが、冬は枯れてしまう
- 春から夏にかけての雑草抑制効果はあまり期待できない
植えるのにおすすめの場所
- レンガの目地など
- 日当たりが悪い場所(良くてもOK)
※ディコンドラはシルバー葉とグリーン葉の2種類があり、見た目と性質が異なります。今回紹介したのは、グリーン葉のディコンドラです。


レイタータイム
レイタータイムは、クリーピングタイムよりも繁殖力が高く、這うように育つタイムです。小さく濃い緑色の葉で、可愛い花が咲きます。
成長スピードがそれほど速くないので、広い範囲の雑草抑制効果は期待できません。花壇の下草としておすすめのグランドカバーになります。
レイタータイムのメリット・デメリット
- 可愛い花が咲く
- 踏むとタイムのいい香りがする
- 冬場も枯れにくい
- 広い範囲の雑草抑制効果は期待できない
植えるのにおすすめの場所
- 花壇の下草として
※2021年1月現在、Amazonではレイタータイムの販売はありません。
TM9(ティーエムナイン)
TM9は、高麗芝を品種改良し、横に広がる成長速度はそのまま、上に成長するスピードを遅くした芝です。なので、芝刈りの回数が減らせます。
きれいで密な芝を維持するためには、芝刈り、サッチング、エアレーションなどの作業が必要になります。個人的には雑草抜きよりも楽しい作業です。
密に生えている芝は、雑草抑制効果がとても高いです。
TM9のメリット・デメリット
- 通常の芝よりも芝刈りの回数が減らせる
- 雑草抑制効果が高い
- 踏んでも大丈夫
- ある程度のお手入れが必要
- 通常の芝よりも高価で、手に入りにくい
植えるのにおすすめの場所
- お庭全体のグランドカバーとして
玉竜(タマリュウ)
玉竜は、日向でも日影でも育つ多年草です。「竜のひげ」より葉の長さが短い品種で、一度根付けば、多少踏んでも大丈夫です。
植えた当初は間隔があいていても、徐々に密になり雑草抑制効果も高くなります。
玉竜のメリット・デメリット
- 冬場も枯れない
- 密に育てば雑草抑制効果が高い
- 多少踏んでも大丈夫
- 密に育つまでに時間がかかる
植えるのにおすすめの場所
- 下草や、ワンポイントとして
最後に
お庭の広い範囲に植えるなら雑草抑制効果が高いTM9、半日影の場所やレンガの目地ならディコンドラ、花壇やワンポイントに植えるならレイタータイムや玉竜がおすすめです。
個人的には芝刈り作業は、果てしなく続く雑草抜きと比べると達成感があり、意外と楽しくできます。今後は、繁殖力が強いヒメイワダレソウ(リピア)を育てる予定です。
※関東(千葉県)で育てています。地域によって成長速度などは変わります。