雑草対策に、踏んでも大丈夫なグランドカバー「おすすめ4選」と、実際に育てて感じたメリット・デメリットについて記事にまとめました。
- 踏んでも大丈夫なグランドカバー「おすすめ4選」
- メリット・デメリットについて
- 育てるのに適した場所は?
踏んでも大丈夫なグランドカバー【おすすめ4選】
- ディコンドラ(ダイカンドラ)
- レイタータイム
- TM9(ティーエムナイン)
- 玉竜(タマリュウ)
ディコンドラ(ダイカンドラ)
ディコンドラは、日当たりが良い場所や半日影の場所、ややじめっとした環境でよく育ちます。丸っこいハート型の小さい葉を密に付け、茎が横に這うように広がります。
種を蒔いて育てるのが一般的です。
毎年成長する多年草ですが、冬は葉が茶色く枯れます。
冬に枯れた葉が、密に葉をつけるまでのスピードよりも、雑草の成長速度が速いので、春から夏にかけての雑草抑制効果はそれほど期待できません。
ディコンドラのメリット・デメリット
- 日向でも半日影でもよく育つ
- 踏んでも大丈夫
- 多年草だが、冬は枯れてしまう
- 春から夏にかけての雑草抑制効果はあまり期待できない
育てるのにおすすめな場所
- レンガの目地など
- 日当たりが悪い場所(良くてもOK)


※ディコンドラはシルバー葉とグリーン葉の2種類があり、見た目と性質が異なります。今回紹介したのは、グリーン葉のディコンドラです。
レイタータイム
レイタータイムは、クリーピングタイムの一種で、這うように広がって育つタイムです。
繁殖力が高く、小さい葉が密に育つので、グランドカバーに適しています。可愛い花が咲き、挿し芽(さしめ)で簡単に増すことができます。
成長スピードがそこまで速くないので、広い範囲の雑草抑制効果は期待できません。花壇の下草として育てるのがおすすめです。
レイタータイムのメリット・デメリット
- 可愛い花が咲き、挿し芽(さしめ)で簡単に増やせる
- 踏むとタイムのいい香り
- 冬場も枯れにくい
- 広い範囲の雑草抑制効果は期待できない
育てるのにおすすめな場所
- 花壇の下草として
TM9(ティーエムナイン)
TM9は、高麗芝を品種改良し、横に広がる成長速度はそのまま、上に成長するスピードを遅くした芝です。
従来の芝よりも、芝刈りの回数が減らせます。
きれいで密な芝を維持するためには、芝刈り、サッチング、エアレーションなどの作業が必要になりますが、個人的には雑草抜きよりも楽しい作業だと思います。
密に生えている芝は、雑草抑制効果がとても高いです。
TM9のメリット・デメリット
- 従来の芝よりも、芝刈りの回数が減らせる
- 雑草抑制効果が高い
- 踏んでも大丈夫
- ある程度のお手入れが必要
- 従来の芝よりも、高価で手に入りにくい
育てるのにおすすめな場所
- お庭全体のグランドカバーとして
※2021年3月現在、どこの店舗も在庫がない状況です。
玉竜(タマリュウ)
玉竜は、日向でも日影でも育つ多年草です。「竜のひげ」より葉の長さが短い品種で、一度根付けば、多少踏んでも大丈夫です。
植えた当初は間隔があいていても、徐々に密に育ち、雑草抑制効果が高くなります。
玉竜のメリット・デメリット
- 冬場も枯れない
- 密に育てば、雑草抑制効果が高い
- 多少踏んでも大丈夫
- 密に育つまでに時間がかかる
育てるのにおすすめな場所
- 花壇の下草や、ワンポイントとして
- 芝刈りが出来ない場所や傾斜地の土砂崩れ防止
まとめ:踏んでも大丈夫なグランドカバー【おすすめ4選】
- ディコンドラ(ダイカンドラ)
- レイタータイム
- TM9(ティーエムナイン)
- 玉竜(タマリュウ)
- お庭の広い範囲は、雑草抑制効果が高い「TM9」
- 半日影の場所やレンガの目地は「ディコンドラ」
- 花壇の下草やワンポイントは「レイタータイム」や「玉竜」
- 芝刈りが出来ない場所や傾斜地の土砂崩れ防止には「玉竜」
芝刈り作業は、果てしなく続く「雑草抜き」と比べると達成感があり、意外と楽しくできます。
今後は、繁殖力が強いヒメイワダレソウ(リッピア)を育ててみようと思います。
※千葉県北西部で育てています。地域によって成長速度などが変わります。