【実際に育てて比較】レイタータイムとロンギカウリスタイムの違いは?

クリーピングタイム(這う性質のタイム)の一種である「レイタータイム」と「ロンギカウリスタイム」を実際に育てて、違いを記事にまとめました。

記事を読むと分かること
  • 成長が早いのはどっち?
  • 育てやすいのはどっち?
もくじ

レイタータイムとロンギカウリスタイムの違いは?

レイタータイムとロンギカウリスタイムの違い
  • 成長が早いのは、ロンギカウリスタイム
  • 花がたくさん咲くのは、ロンギカウリスタイム
  • どちらも育てやすいが、梅雨前に葉を切り戻す
  • どちらも「花壇の下草」として植えるのがおすすめ
  • どちらも「ハーブティー」などが楽しめる

成長が早いのは、ロンギカウリスタイム

レイタータイムは、草丈が低く、濃い緑色の小さい葉が、密に育ちます。

それに比べてロンギカウリスタイムは、草丈があり、葉が少し大きいです。

レイタータイムとロンギカウリスタイムの成長速度
植え付け(3月14日)

グランドカバー用に改良されたレイタータイムの方が繁殖力旺盛だと思いましたが、予想に反して、ロンギカウリスタイムの方が、若干、成長が早いです。

レイタータイムとロンギカウリスタイムの成長速度
16日後(3月30日)
レイタータイムとロンギカウリスタイムの成長速度
1ヶ月9日後(4月23日)

ただ、そこまで大差はなく、レイタータイムは密に広がりますが、ロンギカウリスタイムは長いランナー(這って伸びる茎)を出すので、広範囲に早く成長します。

花がたくさん咲くのは、ロンギカウリスタイム

花付きが全然違います。

ロンギカウリスタイムの方が開花時期が早く(3月中旬)、たくさんの花が咲きます。

レイタータイムの開花時期は少し遅く(4月下旬)、ロンギカウリスタイムと比べて花が小さく、控えめに咲きます。

花をたくさん楽しみたい場合は、ロンギカウリスタイムの方がおすすめです。

どちらも育てやすいが、梅雨前に葉を切り戻す

レイタータイム_茶色く枯れた

どちらも丈夫で「初心者でも育てやすい植物」です。

葉が蒸れると茶色く枯れてしまうので、梅雨前に切り戻し作業をします。

ですが、切り戻しても枯れることも多く、放っておいても新しい葉が芽吹くので、見栄えを気にしないのであれば、切り戻し作業はしなくても大丈夫です。

花壇の下草として植えるのがおすすめ

レイタータイムは踏んでも大丈夫なので、踏み入れる場所に植えても問題なく育ちます。

ですが、どちらのタイムも、踏み固められた土では広がって成長しないので、芝生の代わりのグランドカバーというよりは、花だんの下草や、レンガのすき間などに植えるのがおすすめです。

雑草抑制にもなり、花も楽しめます。さし芽で簡単に増やすことができるのも嬉しいポイントです。

ハーブティーなどが楽しめる

どちらのタイムも、ハーブティーお風呂に浮かべるなど、ハーブとして楽しむことができます。

摘みたてハーブティーもいいですが、朝摘みしたタイムを1日お日様に干すことで香りが強くなります。タイムによって微妙に香りが違うので、自分好みの香りを探すのも楽しいです。

ハーブとして楽しみたいなら、葉が多いレイタータイムの方が、葉を一度にたくさん摘めるというメリットがあります。

夏の様子、冬の様子

夏や冬の状態については後日更新予定です。

まとめ

  • 成長が早いのは、ロンギカウリスタイム
  • 花がたくさん咲くのは、ロンギカウリスタイム
  • どちらも育てやすいが、梅雨前に葉を切り戻す
  • どちらも「花壇の下草」として植えるのがおすすめ
  • どちらも「ハーブティー」などが楽しめる

成長が若干早く、たくさんの花を楽しめるのは、ロンギカウリスタイム

葉をたくさん摘んでハーブを楽しみたい場合や、踏み入れる場所に植えるならレイタータイムがおすすめです。

香りが微妙に違い、それぞれの良さがあるので、植える場所や、好みに合わせて選ぶのがおすすめです。

※千葉県北西部で育てています。地域や土の状態によって結果が変わります。

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