タイムにはさまざまな品種がありますが、這うように横に広がって成長する性質を持つタイムのことを「クリーピングタイム」といいます。
現在流通している、レイタータイムやロンギカウリスタイム、ワイルドタイムを実際に育て、違いや特徴などを記事にまとめました。
- レイタータイム、ロンギカウリスタイム、ワイルドタイムの違いは?
- 踏んでも大丈夫なグランドカバーは?
【クリーピングタイムの種類】レイタータイム、ロンギカウリスタイム、ワイルドタイムなど
タイムは、大きく分けると2種類あります。
- 立性
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立ち上がるように成長するタイム
- 這い性(ほふく性)
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地面を這うように広がって成長するタイム
クリーピングタイムとは、這い性(ほふく性)のタイムの事です。
商品名に「クリーピングタイム」と書かれている場合、ワイルドタイムを指していることがあります。購入時は間違えないように気を付けてください。
レイタータイム:グランドカバー用に改良されたタイム
レイタータイムは、グランドカバー用に改良されたタイムです。
ロンギカウリスタイムやワイルドタイムに比べて、葉が小さく、密に生え、草丈も低い(約3cm、花期はもう少し高くなる)です。淡いピンク色の花が咲きます。
這うように育ち、踏まれることにも強く、冬場も枯れにくいです。
多湿で葉が茶色くなってしまうので、梅雨前には葉を切り戻します。
- 草丈が低く、小さい葉が密に育つ
- 多湿に弱いので、梅雨前に葉を切り戻す
- 多少は、踏んでも大丈夫
- 多少、人が踏み入れる場所のグランドカバー
- 花壇、レンガの目地
ロンギカウリスタイム:花付きが一番良い
ロンギカウリスタイムは、レイタータイムと比べると葉や花が大きく、草丈も高いです。
なので、当たり前ですが人が踏むとつぶれてしまいます。
レイタータイムよりも草丈があるので蒸れにくいですが、長雨にあたると葉が茶色く枯れることがあります。
3品種の中で一番、花付きが良いです。(花を楽しみたい人におススメ!)
冬に地上部が枯れてしまう事がありますが、春になるとまた芽吹きます。
- 3品種の中で一番、花付きが良い
- 長雨にあたると葉が茶色く枯れる
- 人が踏み入れない場所で育てる
- 花壇
ワイルドタイム:種から育てられる
ワイルドタイムは、クリーピングタイムの商品名で販売されていることがあります。
ロンギカウリスタイムよりも花付きが少なく、冬の寒さで葉が銅色になります。
種の販売があるので、比較的簡単に栽培できます。
- 種から育てられる
- 冬の寒さで葉が銅色になる
※後日、ワイルドタイムの成長記録を記事にします。
まとめ
クリーピングタイムは、這い性(ほふく性)タイムの事です。
- レイタータイム
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グランドカバー用に改良されたタイム。
草丈が低く、多少、踏まれても大丈夫です。葉が小さく密に育つので蒸れやすいので、梅雨前に葉を切り戻す。
- ロンギカウリスタイム
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3品種の中で一番、花付きが良いので、花を楽しみたい人にオススメ!
ランナー(這って伸びる茎)を伸ばしてどんどん広がって成長します。
- ワイルドタイム
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種の販売があるので育てやすい。