建売住宅の暗い玄関を、DIYで明るい玄関にしました。
タイルの上からタイルを施工する方法と、失敗しないためのコツを記事にまとめました。
- タイルオンタイルのやり方
- 玄関タイルDIYの失敗しないコツ
- 購入した商品の紹介
【玄関タイルDIY】やり方と、失敗しないためのコツ
暗い色のタイルの上に、明るい色のタイルを貼ることで、玄関の雰囲気がかなり変わりました。
- 作業期間:3日間 (※朝から夕方まで1人作業)
- かかった費用:25074円
- タイルシート(20mm角、30×30cm)×15枚
- 櫛目ごて(5mm目、24cm)
- シリコンコーキングヘラ ※使わなかった
- タイルの目地材×4袋(グレー2袋+ホワイト2袋)
- タイルエースpro×1袋
- SK11 スイープ スクレーパー(タイルエースを塗る用)
- マスキングテープ
- タイル用スポンジ ※食器用スポンジNG
- 食器洗い桶(目地材混ぜる用)
- ゴムベラ(100均)
- ゴムハンマー
- 木板(施工中の足場)
タイルは、屋内・屋外の床用のツヤがない(無釉)、耐凍害のものを楽天で購入しました。
15枚中1枚だけ、タイルがずれているシートがありました。期間内であれば交換してくれるので、商品到着後、早めに開封した方がいいと思います。
1、玄関を掃除(水洗いする)
玄関の掃き掃除をして、水洗いします。雑巾で乾拭き後、ドアを開けておけば半日ほどで乾きます。
玄関が完全に乾いてから作業をします。
2、タイルを仮置きする
タイルシートを仮置きして仕上がりをイメージしたら、「並べる順番」と「すき間の幅」を決めます。マスキングテープで印を付けると失敗が少ないです。
すき間が左右対称になるように、どこから貼り始めたらキレイに仕上がるかを考えます。
裏にネットが貼ってあるタイルと、表面に紙のシートが貼ってあるタイルでは、仮置きが反対になるので注意します。
私は間違えて、反対にカットしてしまいました…。
3、タイルエースproを塗り、タイルシートを貼る
タイルオンタイル施工は、モルタルではなく、タイル用の接着剤を使用します。
タイルエースを床に直接出し、スクレーパーで均一に塗ります。接着剤なので、ねっとりと固いです。
タイルエースが薄すぎると、タイルの接着が弱くなります。逆に、厚すぎると、後工程でタイルからはみ出たタイルエースを取り除く作業がかなり大変になります。
櫛目ごて(5mm)で櫛目をつけて、余分なタイルエースを取り除き、タイルを貼ります。
1人作業だったので、二列ずつ作業をしました。玄関半分は貼ったタイルの上に、木板を置き、上に乗って作業をしました。
スクレーパーで薄く塗れた場合は、櫛目を付ける作業はしなくてもいいです。
私はこの作業をした事で、タイルエースが薄くなりすぎてしまいました…。
タイルエースを適量に塗る作業は、動画を観て研究すると失敗が少ないです。
櫛目ごてに付いたタイルエースは、乾く前にスクレーパーである程度落とし、完全に乾いてから「下敷き」で削り取るようにして落としました。※接着剤なので水で洗い流しても落ちません。
道具に付いた接着剤を落とす商品は結構高価なので購入しませんでした。スクレーパーは、ホームセンターで328円の商品を使い捨て感覚で使いました。
4、タイルのシートを剥す
タイルシートの上に、水で濡らしたタオルを広げて2~3分放置し、印が付いている角から剥します。
タイルエースが乾く前にシートを剥がしても大丈夫ですが、ホコリが付く可能性が高い場合は、固まった後にシートを剥がした方がいいです。
5、汚れを拭き取り、タイルの接着具合とズレのチェック
タイルに付いたタイルエースや汚れを拭き取ります。
接着が弱くグラグラしているタイルと、ズレているタイルをやり直します。
私の場合は、タイルエースが薄すぎて、グラグラするタイルが20個ほどありました。
5、1日放置してタイルエースを硬化させる
タイルエースが完全に硬化するまで、1日放置します。
6、はみ出た「タイルエース」を削り取る
カッターを使ってはみ出たタイルエースを削り取ります。タイルエースが厚すぎると、この作業がかなり大変になります。気を付けてください。
私の場合は、タイルエースが薄かったので、この作業は必要ありませんでした。
7、タイルの目地材を塗る
きれいに仕上げるためには、目地材をよく混ぜる事がかなり重要です。
グレーとホワイトを粉の状態で、完全に混ぜ合わせます。(※1色の場合は不要)
水を加え、ゴムベラでダマを潰すように混ぜます。水が少なすぎると、仕上がりに穴が空きます。
少しでもダマがあると、小さな穴が開いてしまうので、念入りに混ぜます。
かなり念入りに混ぜたつもりでしたが、小さな穴が開いてしまいました…。水の量が少ないと、目地材が奥までつまらない状態で固まってしまうので注意してください。
使用したタイルの目地材は、かなり濃いグレーなので、ホワイトを混ぜて(グレーとホワイト1対1)使用しました。
写真だと濃いグレーに見えますが、乾いた状態だと薄いグレー(コンクリートブロックと同じような色)になります。
100均のゴムベラを使って、目地材を塗りこみます。
8、目地の仕上げ(必要に応じて)
目地が乾く前に、指やシリコンコーキングヘラを使い、なぞるように押し込んで仕上げます。
使用した20mm角のタイルは、後工程のスポンジで目地材を拭き取るだけで、目地がきれいに仕上がります。なので、玄関とタイルのすき間だけ、指でなぞって仕上げました。
指で作業した方がきれいに仕上がるので、コーキングヘラは使いませんでした。ですが、薄手のゴム手袋をしないと指が流血します。(数日間生活に支障がでるレベル)
目地を指でなぞる際は、ゴム手袋や指サックを付けてください。
9、タイル表面に付いた目地材を拭き取る
タイルに付いた目地材を、タイル用スポンジと、濡れタオルを使って拭き取ります。
実はこの作業が一番大変でした。途中で何度も逃げ出したくなりました。作業中の写真を撮る余裕すらありませんでした…。
使用したタイルは、ツヤがなく、少しでこぼこしていたので、目地材が全然落ちないんです!ツヤありのタイルにしなかった事をすごく後悔しました。
目地材が固まった後でも、目地材を落とす方法があると知り、途中で断念しました。
食器用スポンジだと、作業がかなり大変な上、スポンジカスが付く可能性があるので、タイル用スポンジを使用してください。
10、仕上げ
目地材が乾いた後、タイル表面に残った目地材を落とします。
サンポールを使う方法もありますが、ダイソーの「コゲ落とし」を使うのがおすすめです。
完成
3日間の1人作業で、なんとか完成しました!
タイルのDIYは初めてでしたが、ほぼ満足の仕上がりです。
【最後に】私が失敗から学んだこと
私が「玄関タイルDIYの失敗から学んだこと」をまとめました。
- ツヤありのタイルを購入すればよかった
- 櫛目ごて、シリコンコーキングヘラは必要なかった
- タイルの目地材をしっかりと混ぜておくべきだった
- 目地材の仕上げで、指サックをすればよかった
でこぼこしたツヤのないタイルについた目地材を落とのは本当に大変!
雨の日に子供が滑る可能性を考えて、ツヤのないタイルにしたのですが、元の玄関タイルはつるつるでしたが、狭い玄関だからか、滑ることも、転ぶことも一度もなかったです。
あとは、ツヤありタイルの方が掃き掃除が楽ちんです。
タイルの目地材は、十分に混ぜたつもりでしたが、目地の数ヶ所に穴にあいてしまいました。もっと念入りに混ぜるべきでした。
また、素手で目地材を触る作業が長時間続くと、必ず怪我します。指4本から流血し、指サックをしなかったことを後悔しました。
購入した商品の紹介
スクレーパーや、タイル用スポンジなどの道具類は、ネットよりもホームセンターの方が安いです。行く余裕があるなら店舗で購入した方がお買い得です。
↓「20mm角-MIX4」を15枚購入しました。
↓「タイルエースpro」グレーを1袋購入し、3分の1余りました。
↓「タイルの目地材」グレーとホワイトを混ぜて、合計4袋使用しました。
※私はDIY初心者です。あくまで実体験であること、ご理解ください。